身近なお話

私の感想文
それは、過去だったり、現在だったり、少しだけ先に見えるものだったり

まさか?女の子

それは、それは、不思議な程、当たり前にこの子は我が家へやってきました


猫を飼うことをあれ程躊躇した私が(家族が)、二匹目を我が家へ迎えることに
ためらう処か、積極的になっているのですから
既に、我が家と猫は、一体化していたのでしょね(笑)


1997年の春の昼下がり、ぶらぶらと散歩をしていた時です
とある獣医の窓口の横に、かなりの数の子猫が陳列されていました
陳列とは言わないね、産まれたての、親なしの子猫だったかな?
(つまり・・捨て猫、里親探し・・)
その可愛いしぐさに足を止めたのです


虎治郎は、そろそろ成猫でしたから
子猫の姿は例えようのない初々しさで、目が離せなくなっていました
「可愛いね・・どれも、これも、見ていて飽きないね」と言いつつ
「じゃ・・バイバイ」って声に出してその場を離れました(確かに)


え?それから、どうなったのかって・・
家に帰った私は、早速娘にその話をしてしまったのです
よせば・・いいのに・・
よさなかった訳?う~ん、頭の中の一角に、子猫の姿が焼き付いていたから
だったんでしょう・・(笑)


中でも、一番のやんちゃくれで、元気そうなその子は
中でも、一番の不細工な猫でした
その話を聞いてくれた娘の行動力の早さは、今でも忘れません
翌日、段ボール箱に入れられ、我が家のキッチンの片隅に置かれていた子は
あの時、思いっきり「ぶさいくだね・・」と笑い転げた猫でした
そして、何よりも、再び笑い転げる事になるとは・・


産まれて1か月強のこの子は、とにかくまめでした
子猫用のサークルに入れると、まるで猿のように這い上がり
「腹減った・・」となく
サークルの中で動きが止まったかと思うと、爆睡
元気が一番・・やんちゃが一番・・不細工はしようがない
こうして、2匹目は、あっさりと家族の一員になったのでした


一か月もすれば、サークル生活から解放してやる
名前も、頑強な「虎徹」と名付けた
まるでやくざチックなネーミングですが・・ぴったんこでしたよ、その時は


先輩の虎治郎との相性は、よくも、悪くもない
虎に至っては、威嚇するどころか、かなり好意的で、ホッとしました
そんな先輩に、虎徹は、見るからに従順でした、是にも安心したものです
この調子ですから、虎は、虎徹を、まるで我が子のように慈しみました
観ていて、ほほえましい程に・・


確実に雄である虎治郎のおっぱいを、上手そうに吸ってました
時折、叱るんですが、中々離そうとしない(笑)
虎治郎も満更ではない様子に、あきれてみてました、私は


こうして数か月過ぎた頃・・
よくよく観察して気づかされたことが・・
「この子、ひょっとして?女の子・・」私が持った疑問に
「ひょっとしなくても、女の子ですが、それが何か?」と答えたかな
「虎徹だなんて、すごい名前を付けられて、恥ずかしい・・」とも答えていたかも


いや~・・女の子だなんて・・気づかなかった・・
こりゃ、参った!まいった・・と家族そろって笑い転げたのです
が・・
次なる問題点が・・新たに浮上・・


なるほど・・虎治郎と、虎徹の相性が良いのは
このことだったか!と気づくと
早速、虎治郎には・m(__)m
獣医の元へ・
お判りでしょうが、彼を中性にする処置をしたのでした・・
勿論、虎徹にもしばらくして、中性に
残酷ですが、飼い猫として、長く、気持ちよく、家族してもらうためです
(人間様の勝手な言い分ですが、後々、彼らも判る時が来ると信じて)
それからも、彼らの仲は、観ている者を楽しませてくれるほどの仲良しです


ただ・・虎徹のネーミングだけは、ごめんね・・(笑)
せめて、名前を「コテツ」と改名・・(笑)
しかし・・不細工だね・・
成長とともに、猫背だし、なきごえは、だみ声だし・・
ね!!どこがよくって??( ´∀` )(((uдu*)ゥンゥン


まずまず・・この先、我が家の二匹目として君臨していきました




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